SSブログ

ジョアン・ジルベルト~最後の奇跡~ 最終日 [音楽]

ジョアン・ジルベルト~最後の奇跡~の最終日に行ってきた。
2003年の初来日、2004年の公演、そして今年の公演。
必ず1公演は行ってきたけれど、これが最後かもしれないと思うと本当に悲しい。

2003年はチケ取りに出遅れ、迷いつつも当日開演ギリギリに行ってみた。
ネットで連日開演が遅れていると知り、なんとかなるかも?と思ったから。
しかし当日券はなく、仕方なく「チケ譲ってください」の紙を持って待つことに。
運良く1枚余らせてしまったという方がおり、譲渡希望の3人でじゃんけんをして勝ち取った(笑)
それはもう至福の時間だった。
開演も遅れたし、空調も止まっているから暑いし、フリーズも経験。
なんだかぼーっとしたまま家に帰った。

ジョアン・ジルベルト・イン・トーキョー

ジョアン・ジルベルト・イン・トーキョー

  • アーティスト: ジョアン・ジルベルト
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2004/02/21
  • メディア: CD

2004年はしっかりチケットを取って最終日に。
しかし風邪を引き、治りかけのまだ微熱のある状態で、綺麗な服着てマスクして行った(笑)
最終日は予想外の曲数で、時間も約4時間。
もう本当に魂が抜けてしまった・・・

そんな2公演を経験した後、これでもう来日しないかも、と言われたら
何が何でも行かなくてはっ!
そして今回も前回と同じく最終日を選択。
2004年時に一緒に行った友人と、語り合いながらジョアンを待つ。

19時開演なのだが案の定、19:30過ぎに
「ただいまジョアンがホテルを出発しました」のアナウンス。
客がどっと受けつつも、拍手。おおー、ジョアン来てくれるのね。
さらに19:40に「ただいまホールに到着しました」。
もうこれで客のテンションも上がって、先ほどより拍手も大きくなった。

そして約1時間遅れで開演。
全32曲。ちょっとフリーズしそう?という雰囲気を匂わせつつも、スムーズに進行。

ちょっと最初は調子が悪いのかなぁと思ったけれど、例によってほとんど休憩なし、
水なしで歌いきるジョアンは、やっぱりすごい。

以前のような「コバワ」という挨拶もなく、「ほにゃらら じゃぽーん」みたいな即興もなく
淡々とした進行だったけれど、余計に味わい深かったと思う。

客席も固唾を呑んで聞き入り、曲最初の拍手は控えめ、終わりの拍手は盛大に。
でもジョアンが手を弦の位置に動かすと、拍手を止めてジョアンの紡ぎ出す音楽を
聞き漏らさないように息を潜めて待つ、という雰囲気。
なんというのか、ジョアンとお客との阿吽の呼吸を感じた。

ちょっとしたハプニングは「O Pato」演奏中に起きた。
興がのってきたジョアンのメガネが演奏の勢い(?)でずり落ちた!
ギターを止め、照れ笑いで歌うのをやめ、何事かつぶやきながらメガネをかけなおすジョアン。
か、かわいい・・・
お客の反応はもちろん好意的なもの。神様というより、愛すべき好々爺という感じ。
ここで一気にリラックスムードになったと思う。

その後もアンコールの確か「イパネマの娘」で、メガネがずり落ち(笑)
ギターを止めて、しかし歌い続けたまま(!)メガネを押し上げていたジョアン。
このときの表情は「ニヤリ」という感じで、ちょっと粋だった。

その前にやった「Pica-Pau」という曲が、なんだかとってもかわいらしい曲で
ただでさえ幸せな状態なのに、つい口元がほころんでしまうようなものだった。

8、9日の公演がDVDになるということなので
ジョアンの望むような映像、音で無事に発売されますように・・・(-人-)
願わくは、ジョアンの人柄が垣間見えたハプニングや「Pica-Pau」が収録されますように・・・

写真は今回のチラシ(左)とパンフ(右)。

【2009/10/11 追記】

いまさらだけど、アクセス解析でたまに検索してたどり着く人がいるので念のため。

このとき書いた「ライブDVD」は、その後発売中止となりました。orz
ま、ライブCDだって出る出る詐欺になりかかっていたところ
ようやく出たものだし、DVDがすんなり出るとは思っていなかったけれど
やっぱり残念。

ジョアン翁の気が変わって、いつかGOサインがでるといいのだけれど…


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。