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ボリショイつれづれ [バレエ]

つれづれ、ということのほどでもないけど
公演外のことを少し。

★衣装と装置はどうにかならないの?
シュツットガルトバレエでユルゲン・ローゼの上品で優雅で繊細な衣装、装置を見た後だと
正直どうにもイケてないボリショイの衣装と装置。
「白鳥の湖」は重厚感はあるけれど、垢抜けなくて野暮ったい。
「ドン・キホーテ」は、明るくわさわさした感じは出ているけれど…
そういうところで勝負してないと言われたらそれまでだけど
もう少し見栄え良くしてもいいような気がする。
ダンサーの良さが薄れるということはないけれど、決して高める作用はないからなぁ。
勿体無いと思う。

★ブログとプログラム
JAは最近、各バレエ団公演ごとにブログを作っている。
これはかなり嬉しい。
普段見られない舞台裏話や写真などが少しでも載っているとファンはやっぱり嬉しいものだ。
新書館から発売されている月刊誌の「ダンスマガジン」や無料隔月刊の「DANZA」にも
掲載はされるだろうけど、ブログはほぼリアルタイム。
観にいけない公演のことも分かるので、本当にいいアイデア。

プログラムは、あまり代わり映えがない。
できれば、プログラムには全員の顔写真を載せてほしい。
小さい顔写真でも構わないけれど、顔を名前を一致させる手立てがほしいのだ。
たとえば、今回はチナラ・アリザデに目がいったが、
たまたまソロで名前が挙がっていたから、判断がついただけ。
それでも女性ダンサーはまだいい。
男性ダンサーなんて、ほとんど分からない。
エスパーダ隊で目を引くダンサーがいても、「あれは誰だったんだろう?」と思って終わり。

ブログのキャスト表は、会場で配布されるキャスト表と同じなので
詳細はやっぱり分からない。
できれば、ブログは会場のキャスト表より更に詳細にしてもらえないかと思う。

プログラムの顔写真と、ブログの詳細キャスト表を照らし合わせれば
誰が何を踊っていたか分かる、というのが理想だと思う。

ぜひ一考してほしい。(もちろんアンケートにも書いてきたけど)


★スポンサー
今回のボリショイバレエの公演には、某企業が後援としてついている。
これは海外バレエ団の公演ならよくあること。
でも今回は違うことがある。
チケットの一般売りの時点で、チケット枚数が少なかったのだ。
大抵はそれなりに納得できる席が買えるものだが、今回はあまりなかった。
戻り券が出るから、と思っていたのだがそれもほとんどなし。
どうやら後援企業に相当数のチケットが回ったという話だった。
オークションでもあまり招待券を見かけないので
そんなに多数ではないだろうと思っていたのだが、各公演に行ってみて驚いた。
会場によっては、半分くらいは招待券を持っているように見えるところがあったのだ。
これでは一般客がチケットを買うのは大変になる。

しかも東京公演では、ホール内のロビーに
ドリンク券対象者のためのドリンクコーナーが大きく区切られていて
人の流れを切ってしまっている。

なんだかなぁ…。

JAにしてみれば、一般のバレエファンも後援企業の招待客も
チケット代を個人が払うか企業が払うかの違いしかなく
どちらかというとまとめて買ってくれる後援企業のほうがありがたいのだろうとは思う。
でもそれならば、1、2公演減ってしまっても
後援企業によるクローズド公演のほうが、バレエファンとしてはありがたいのだ。

たとえば東京初日の「ドン・キホーテ」で幸福度80としたのだが
それは客席との一体感が、欠けたせい。
客席が、バレエファンで埋まっていれば(招待客がもっと少なければ)
客席からの「待ち望んでいたよ!」という熱気と
「これを観て!」という舞台からの熱気で、もっと盛り上がって幸福度が上がるのだ。
でも12月3日の舞台では、客席からそこまでの熱気はなかった。
もちろん舞台が盛り上がってきて、徐々に客席からも熱気が上がったとは思う。

これは本当に私の主観的な意見だけど
舞台は生ものである以上、舞台上と客席との駆け引きになる。(掛け算でもいいけど)
できれば同じような情熱を持ったお客で見たいと思うのは
バレエファンとして贅沢なのだろうか?

こちらもアンケートに書いてきたが、本当に売り方をもう少し考えてほしいと切に思う。

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