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12/11「シルヴィ・ギエム 進化する伝説<Bプロ>」 [バレエ]

12/10で魂を抜かれてしまったのだが、再度足を運ぶ。

が、なーんと「シンフォニー・イン・D」で東バの男性ダンサーが怪我をしてしまった。
昨日見ているプログラムなので、振付ではないのはわかったのだが
今日初めて「シンフォニー・イン・D」を観たという友人は、振付だと思っていたらしい。
ま、確かにコミカルに大げさに踊っているところもあるから
「もしかして?」と思った人もいるだろう。

下手の奥から後ろ向きに男性3人が出てきて踊るところで、急に「ばちんっ」と音がした。
その後、1人が左足をかばいながら、残る2人の肩を借りて退場してしまった。
音楽は流れているけれど、舞台上には誰もいない。
ああ、大怪我ではないといいのだけれど…
誰かもわからなかったので、その後はオペラグラスで男性ダンサーを確認していく。
すると、怪我をしたのは大嶋正樹さん。
前日、「カルメン」での気合の入ったホセを観ているので、ちょっとショック。

十数年バレエを見ているけれど、舞台上で怪我をしてしまったダンサーを観たのは
今回が初めて。
なのであまりにもショックを受けてしまった。

その後「TWO」は何事もなく始まったのだが、下手からは何やら話し声が聞こえる。
というわけで、もちろん自分も少し動揺しているのだが
「TWO」の静かな最初のパートでの話し声も気になって、なかなか舞台に入り込めない。

入り込めないながらも、ギエムの「TWO」を見て思い浮かんだのは
「神事」という言葉。
最初の静かな水滴音の後には、いかにも現代的な少し暴力的ですらある
音楽になっているのだが、それすらも「現代の神事」という感じになる。

個人的に、ギエムの「TWO」、マラーホフの「コート」は
公演があれば何を差し置いても観たい演目だ。

休憩を挟んでの「PUSH」は、昨日より一層物語性を感じた。

はぁ。
マリファントの振付、今まで観た作品(TWO、PUSH、ブロークンフォールなど)は
好みにドンピシャはまっている。
他の作品も見てみたいなぁ。

ギエムがマリファントを連れてきてくれて、本当に本当に嬉しい。
ギエムとマリファントの「PUSH」を見ることができたのは、本当に幸せだ。
あまりにも幸せだったので、公演後マリファントにサインをもらったときに
「日本で踊ってくれて本当に本当にありがとう」と拙い英語ながらも伝えてみた。

ちなみに一緒に行った友人は
「ギエムが紙のようにヒラヒラと見えた。最初は人形かと思った」との感想。
確かに人間離れしてるよなぁ。

NBSの今回のプログラム名『進化する伝説』は正しいプログラム名だった。
ギエムは本当にどんどん進化している。
来年もまた見せて欲しい。


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