SSブログ

2014/4/20 新国立バレエ「ファスター/カルミナ・ブラーナ」 [バレエ]

キッチュさとスタイリッシュが同居していて面白い。

終演後に10分程度のスペシャル映像を上演てことだけど、仕事に遅れるので泣く泣く断念。
しかも今日はバックステージツアーの設定もあって、何でよりによって今日に?!
ついてないわー。

でも観たかったカルミナ・ブラーナ、やっと観られた!
もう一度観たいから来週末行こうかな。

★ファスター
2012年のロンドン五輪を祝して作られた作品とのこと。
元の題は「Faster、Higher、Stronger(より速く、より高く、より強く)」だったらしい。
そう、これは五輪の標語。ということでIOCから使っては行けないと連絡があり
「Faster」に落ち着いたとインタビューにあった。
(劇場にビントレーと音楽のマシュー・ハイドソン、指揮のポール・マーフィーの座談会?が掲示されていてそこに書いてあったのだ。)

うーむ。五輪直後に見たら面白いだろうけれど、冬季五輪直後だと何か違う…
でもバレエで表現するバスケや体操、フェンシング、水泳、格闘技、陸上競技はなかなか面白い。
一番のみどころはたぶん体操。男性二人に女性一人でリフト、リフト、リフト!
手のみのリフトなんて、ついがんばれーと思ってしまう。
第二部の選手の苦悩パートは結構重い。
第三部はマラソン!?短距離? とにかく走る走る。
女性の一人が、やけに足が速そうなフォームだった。
前傾姿勢がしっかりしているというか。
その緊張感とスピード感の中、競歩がいい感じにコミカルで息抜きになる。

それにしてもバーニンガム・ロイヤル・バレエからのゲストのタイロン・シングルトン、
素晴らしく均整のとれた身体つきで、スポーツマンと言われたら納得してしまいそう。
フェンシングの女性は意外と小さくて、ちんまりとしすぎているような…
特に衣装が肌を覆うものだけに、ちんまり感が一層増していた。

照明も印象的。
上手、下手、床に縁取りのようにライトがついていて
床はボーダー、上手下手はストライプ状。
暗い中にライトがあるので、コントラストが強く、よりスタイリッシュでかつ緊張感が出る。
三部は明るい中でのrun。
以前見た「E=mc²」も同じ組み合わせ(振付・音楽・照明)によるものだった。
そういえば少し似てるかも?

★カルミナ・ブラーナ
うぉぉぉぉ。なんで今まで観なかったんだろう。(単に日程が合わなかったんだけど)
キッチュさもあって面白い!
でも苦手な人は苦手だろうなぁ。

運命の女神、ロースト・スワン、いいわー。
神学生3人もいいけど、2番めの神学生の振りが一番好き。
でもやっぱり運命の女神が凄い。
衣装、振りともにデオチなくらいインパクトがある。
そしてラストもまた運命の女神がすべてをかっさらって行く。
面白いなー。
なんかつい運命の女神の振り付けを覚えたくなってしまうわ。

それにしても神学生を惑わす遊び好きの兄ちゃん達が、なだぎのディラン・マッケイのモノマネに見えてしょうがなかった。
あれ茶髪である必要はあるのだろうか?

そして3部の神学生と女性の駆け引きが、そのまま格闘技(ボクシング?)で表現されているのが面白い。
格闘技を経て、理解が深まり?、ついに結ばれる!という時に背景にあるハートにヒビが入っているのが不穏(笑)
なのでラストはやっぱりねーという感じ。

ところで本日は白い布がねじれてしまっていたけれど、うまいことぶわーんと広がってあの布だけでも見応えがあると思ってしまった。

あー、本当に放送してくれないかしら。
(でも放送したら某所の実況が祭になるか?)

★ファスター
跳ぶ:本島美和、菅野英男、奥村康祐
投げる:福田圭吾、米沢唯、寺田亜沙子
闘う(ファイターズ):奥田花純、タイロン・シングルトン(バーミンガム・ロイヤル・バレエ)
マラソン:竹田仁美 ほか全員

★カルミナ・ブラーナ
運命の女神フォルトゥナ:米沢唯
神学生1:奥村康祐
神学生2:福田圭吾
神学生3:福岡雄大
ローストスワン:本島美和
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。