2014/6/7 Fantasy on ice 2014 in Makuhari 夜公演 [フィギュアスケート]
かなりの雨の中、首都圏でのFaOIに行ってきた。
約2ヶ月ぶりのフィギュアなんだけど、もっと観ていなかったような気がする(笑)
本日は生放送があるというので、メモはなし。
ステファン・ランビエールが、かなり良かった!
やはり入り込んだ演技は見応えある。
席はスーパープレミアだけど、北側のかなりステージ寄り。
ロング端なので今井遥ちゃんの「マラゲーニャ」とかよく見えないところもあり、残念。
オープニングの「二億四千万の瞳」で目を引いたのはナタリー・ペシャラ!
ものっすごく楽しそうに踊っていて、そりゃもう可愛かった。
背後から見ている状態なので、よくわからなかったけれど
ステファンだけやけに腕の振りが綺麗だったような気がする。
両隣が昼公演も見ていた方たちで、昼より調子がいいかどうか伺えたのも嬉しい。
羽生結弦くんの「パリの散歩道」はかなり足に来ていた感じで
今まで見た中で一番ヘロヘロだったかも。
昼公演でも2回滑って、夜もとなるとやっぱり大変なんだろうなぁ。
郷ヒロミコラボの「言えないよ」は持ち直していたかな。
というより元SPプロより難易度落としているだろうからそれもあるかも。
鈴木明子ちゃんはエルビス・コステロの「SHE」と郷コラボの「愛してる」。
衣装は白基調と黒基調で違うけれど、曲調もバラード系であまり違いがないプロなのが残念。
一曲はガツンとした曲がよかったなー。
町田樹君は「ロシュフォールの恋人」と「エデンの東」。
「ロシュフォール」は腕の振りがSOIの時より洗練されていた気がする。
ショーで滑りこんでいるからなのか、ステファン先生効果なのか気になるところ。
「エデン」も「セレブレーションバージョン?」とか言っていたような。
たぶんEX用にフィリップ・ミルズ先生が手を入れたのでver違いなんだろう。
こちらは衣装がキラキラになっていて、ちょっと驚いたけれど
やはりいいプログラムだなぁと思う。
ジョニー・ウィアーはボリウッド映画の曲。
ジョニーのボリウッドならば、ド派手な衣装かとおもいきや
小さなチュチュが付いている以外は至って正統派だった。
インドの男性用民族衣装クルタの雰囲気でノーブルだし、振付も割とノーブル。
そしてなんといっても私の記憶の中のジョニーは
お尻ばーん!太ももばーん!という肉々しいジョニーだったのだけど
かなりスッキリしていて、滑りも心なしか軽そうだった。
今のスタイルでもう一度GAGAをレース衣装で見たかったかな。
村上佳菜子ちゃんは2009シーズンのSP「ネクターフラメンコ」のEX版。
大人になったなーという感じ。
ナタリー・ペシャラ&ファビアン・ブルザは郷コラボの「哀愁のカサブランカ」と
安定の「ダーティ・ダンシング」。
「哀愁」の方は、これでもかとリフト三昧。
少し残念だったのは衣装。
だって「ダーティ・ダンシング」のナタリー衣装が
いつもの白パンツ衣装じゃないんだもの。
あのミニスカートからちらっと見える白パンツの健康的なお色気がいいのにー!
たぶんファビアンが黒シャツ黒パンツの「ダーティ・ダンシング」衣装を「哀愁」で着ていたからかなーと想像。
別に「哀愁」でファビアンが白タンクトップと黒パンツでも問題なかったような。
でも最初が氷上に横たわっている状態だから、白タンクトップでは寒いし冷たいからやめたのかなぁ。
いずれにせよ残念だったわ。
タチアナ・ボロソジャル&マキシム・トランコフは「ラフマニノフのピアノ協奏曲」と
郷コラボの「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」。
こちらのペアも安定ですな。オリンピック金メダルで貫禄も出たような気がする。
でもマキシム、髪型のせいか心なしか若く見える。(いや、若いんだけどさ)
織田信成くんは「アディオス・ノニーノ」。
相変わらずするーっとした滑りで引退したのが嘘のよう。
高橋大輔くんは郷コラボの「このメロディだけは」と「I'm Kissing You」。
「I'm Kissing You」はディカプリオの映画「ロミオとジュリエット」の曲。
2011シーズンに羽生くんも使っていたし、記憶に残っている人も多いのでは?
でもぜんぜん違うアプローチで面白い。
羽生くんはたぶん一応ロミオ。(討ち入りしそうなロミオだけど)
高橋くんはロミオではない感じ。ロミオだとしたらずいぶんとやさぐれたロミオ(笑)
どちらかというと男の色気メインと見た。これは今の高橋くんにぴったり。
安藤美姫ちゃんは「Say Something」と郷コラボの「ハリウッド・スキャンダル」。
「Say Something」は衣装が余り好みではなかったかなぁ。
でもぜんぜん違う傾向のプログラムだったので、とっても楽しめた。
突き詰めるような「Say Something」とキュートな大人っぽさ満載の「ハリウッド・スキャンダル」どちらもいい!
できれば「ハリウッド・スキャンダル」は今後もEXで披露してもらいたいくらいいい作品。
こちらもまさに美姫ちゃんならではのプログラムで、他の人にはできない。
ただステージ上の郷さんと見合っての振り付けもあったから、他のショーでは滑れないかもしれなくてそれが残念。放送されるからまだいいか。
しかし美姫ちゃんの「ハリウッド・スキャンダル」を観て
引退してショーメインの日本女子の幅の広さに改めて感じ入った。
まさに女王なプログラムがよく似合う荒川さん(しばらくは産休だろうけれど)、
品良く、特にキリリと格好よいあっこちゃん、
あっこちゃんより女性っぽさを感じさせる美姫ちゃん、それぞれの良さが違うのでショーが楽しみとしか言い様がない。
ハビエル・フェルナンデスはついにエアロビクスじゃないプロ!
「Black Betty」で、あのイケてなさを装っていたハビはなんだったんだ?!というくらい格好いいプロ。
でもこれ、会場で今季のSPと聞いたのだけれど、SPとしてはどうなの?
まず衣装の上半身がベストでノースリーブだから、競技には不可のはず。
そしてショーみたいにライトアップされた中でみるとスタイリッシュで格好いいけれど
あの煌々と明るい競技中ではちょっと浮いてしまうのではないだろうか?
おばちゃんちょっと心配だわー。
フィリップ・キャンデロロさんはなんと幕張での世界選手権時の「ゴッドファーザー」!
でも一番驚いたのが、曲が日本語歌詞付きだったこと(笑)
そしてなんだか色々とアレンジしていて、あの格好いい振り付け中に手を振ったりと
やりたい放題気味。でも滑ってくれたことが嬉しい。
お隣の方々と「20年前にここで世界選手権なんて信じられない!」「小さい!」
「今なら絶対チケット獲れないわー」と話していた。
ショーですら小さいと思うのに、リンクを広くしてジャッジ席、キスクラ作ったら
客席はほとんどスタンド席だけでアリーナなんてほんのちょっと。
いやぁ、本当に信じられないわ。
そして最後はステファン。
「The Water」と「グリーグのピアノ協奏曲イ短調」。
昼公演ではジャンプミスがあったから、放送する夜公演は完璧な演技を!と
お隣さんが話していたのだが、その通り、完璧な演技だったと思う。
特に「ピアノ協奏曲イ短調」。
洗練されていて、なおかつエモーショナルで本当に素晴らしかった。
観に来た甲斐があったなぁ。
今回のFaOIは首都圏開催だし、P&Gの後援があるせいかいつもと違って
合間に羽生くんと高橋くんのP&Gステマ(というか明らかな宣伝)があったり
エアリアルのチェスナ夫妻がいなかったりだったけれど、楽しかった。
アクロバットはいつも通りの参加で安心安定。
フィナーレは郷ヒロミの「GOLDFINGER '99」。
元曲はリッキー・マーティンの「Livin' la Vida Loca」で超ダンサブル。
というわけで大盛り上がりのフィナーレで、これまた眼がいくつあって足りない。
終了後場内の時計を見ると放送時間ギリギリ。凄かったなぁ。
それにしても暑かった!
外気温のほうが低いくらいで、ザンボ時間にザンボ入り口が開いて外気が流れ込んでくると肌寒い。
でもスーパープレミアみたいな氷上席でも暑くて膝掛け不要。
さいたまアリーナ以上の暖かさだったから、スケーターは大変だったのでは?
明日は外気温も上がるようなので、少し氷が心配。
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