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マン・レイ展 知られざる創作の秘密 [その他]

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残り二日というところで、滑り込みセーフ。
なんと金券ショップで招待券が700円で売られていた。
絵画に比べると人気がないのだろうか?

が、マン・レイ=写真のイメージを覆すドローイングなどが結構あり
とっても面白かった。

マン・レイ=写真、のイメージがあるのは私だけ?
しかもその写真も少しエロティックなモノクロもの、というイメージなんだけれど
初期のものは、デザインものでカラフルでぜんぜん違う。
しかし、1900年代の作品。
110年も前かと思うと驚く。
飾り文字の習作なんて、今見てもまったく古くないデザインで素晴らしい。
製図を学んだということらしく、デザインも幾何学的な感じが漂う。

木製ハンガーに穴を開けて、さらにハンガーを掛けてという感じで
ハンガーがハンガーに延々とかかっているドローイングというか
走り書きみたいなものもあって面白い。

さらに驚いたのはインデックスカードに自分のドローイングや写真の小さな見本を貼り
裏面にそのドローイングなどを納めた人、画集などが書かれている。
まめな人だったのね!
今なら自分でDB作っているような感じか。
どことなく理系な雰囲気が漂っているなぁ。

チェスがお好きなようで、チェスの駒を何種類も作成していて
それも綺麗に製図してから作っていて、幾何学的な面白さがある。

パブロ・ピカソの横顔の写真は、
以前何かで見た、ピカソの頭部の銅像そっくりで笑えてしまった。
同時期の作品なのかなぁ。
やっぱり手塚治の「アドルフに告ぐ」のヒトラーに似てると思う。

写真では、ヘミングウェイ息子のポートレートがお気に入り。
「バンビ」という題で、もうほっぺたぷっくぷくの愛らしいポートレート。
写真がどう、というより単にモデルの勝利だな。

そして最後の伴侶のジュリエットが、後半の展示写真のメインモデルとなっている。
美人な気がするのだけど、何か違う。
なんというかものすごく男顔なのだ。
なので、ウィッグをつけていると女装した人のようになっている。

途中でマン・レイ作の無声映画コーナーがあった。
座って見始めたけれど、夜勤明けということもありうつらうつら…
無声映画はつらい…

最後には、マン・レイ亡き後のジュリエットのインタビュー映画。
こちらは面白かった。
ごちゃっとした感じもあるアトリエの様子がいかにも芸術家の住まいという雰囲気。

副題どおり、「知られざる創作の秘密」が伺える
とても面白い展覧会だった。
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