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2010/11/19 ベジャール・バレエ・ローザンヌ「80分間世界一周」 [バレエ]

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面白くてあっという間だった!

「イントロダクション」から「セネガル」については、明るく陽気な「春の祭典」や「ボレロ」という感じ。
特に「セネガル」のソロを踊ったアランナ・アーキバルドは
陽性のメロディといった風情で、面白かった。
PDDはダヴィッド・クピンスキーとダリア・イワノワ。
クピンスキーの踊りは、はっきりくっきりしているので
観ていて気持ちがいい。

「エジプト」は1階前方の席だったので、ゴムヒモの形がわかりにくい。
でも途中で「M」になっていたと思うのだが、あれはやはりベジャールに掛けて
意図的にしているのかな?
ジュリアンは観るたびに「華があるよなぁ」としみじみ感じる。
こういう少しカリスマチックな役にはまっている。。

「ギリシャ」はおなじみテオドラキスの曲。
テオドラキスの音楽はいいなぁ。

「ヴェネツィア」では大貫君が登場。
若いときの那須野さんみたいな雰囲気。
で、その那須野さんは、しっかりとBBLダンサーという体型、雰囲気になっている。
時がたつのは早いもんだ。

「恋する兵士」は那須野さんが踊ったけれど
明るく、ひたすら楽しく、高揚感のある演目で、とっても役得?!
いえいえ、とっても良かったです。
でも踊りは休むまもなくて、結構大変そう。
怪我明けの割にはかなり良かったのでは?

「ウィーン」の「美しく青きドナウ」はワルツを逆手にとった感じ。
もともとワルツを踊り始めたころは
男女が接近しぎるので、不埒(笑)な踊りと思われていたようだけれど
そのイメージなのかな?
ドメニコ・ルヴレとキャサリーン・ティエルヘルムの恋愛模様というか駆け引きが面白い。

ジル・ロマンは、以前ほど踊れていないような気がするのだけれども
存在感はやはり凄い。
一人、別次元といった風情だった。

「パルジファル」は、楽しい。
「インド」も良かった。

が、「中国」のPDDでエリザベット・ロスの踊りがいまひとつに感じた。
取り立てて悪いというわけではないのだけれども
他のダンサーの踊りに比べて、記憶が薄くなってしまうのだ。
ロスの踊りは、もっと印象的な気がするので物足りない。
しかしこのPDDのリフトはとっても変わっていた。
アクロバティックな珍しいものが多くて、その印象が強いから
ロスの踊りが記憶に残らなかったのかも。

「北極」のペンギン達の可愛らしいこと!!!!!
でも、ちょっと待って?
「北極」にペンギン?!
普通は「南極」だよねぇ?
どういう意図なのか、よくわからない(笑)
でも愛らしかったからいいか。

「サンフランシスコ」の「タップダンス」はいまひとつ。
本当のタップダンスではないような気がする。
音は、テープで追加されたものなのかな?
「デューク・エリントン」のフリオ・アロザレーナは良かった。
けれど、彼の起用は少しあざとさを感じなくもない。

ラストの「ブラジル」。
オスカー・シャコンがとにかく楽しそうでいい。
祝祭的な終わりで、一気に観てハッピーになった!という気がする。
こういう盛り上がるラストはいいよね。

で、そのラストにもペンギンが一羽登場。
ジル・ロマンに頭なでられて(笑)、ーを引き連れて舞台袖に帰っていった。

ああ、面白かった!
WOWOWで放送していた「80分間世界一周」を、生の舞台見てからと観ようと
録画だけして我慢していたので、これで観られる!

2008年の収録なので、今回既に引退してしまったマーティン・ヴェデルの姿が見られるに違いない。
うー、楽しみだ!




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