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映画「白鯨との闘い」 [映画]


白鯨との闘い 3D&2D ブルーレイセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

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割りと豪華出演者なんだけど、今ひとつぴりっとしない感じだった。

メルヴィルが「白鯨」を書くにあたって、1820年に捕鯨船が巨大クジラに襲撃されて沈没した話を、後年、生き残りメンバーの中で最後の一人となった老いた元船員から話を聴く、という形式になっている。
メルヴィル役はベン・ウィショー。贅沢だな。
元船員の若いころはトム・ホランド。新スパイダーマン君で本当に若い。
主役は捕鯨船の一等航海士でクリス・ヘムズワース。
一等航海士の一番の親友であり仲間にキリアン・マーフィー。
一等航海士の妻役がシャーロット・ライリーでちょっと嬉しかったり。

急に割り込んできたぼんぼん船長と叩き上げ一等航海士の軋轢有りな上に、捕鯨しすぎで枯渇問題もあり、鯨油獲るまでは帰れずのっぴきならない状態に追い込まれる。
で結局、鯨の群れに遭遇し、捕鯨しようとして巨大クジラに襲われてしまうのだ。
巨大クジラはなかなかに執念深く、捕鯨船を沈没させ、小舟3艘に分かれて逃げる船員を追って更に襲ってくる。
ちょっと知能高すぎやしないですか?

そして3艘のうち1艘は行方しれずとなり、一等航海士と船長がそれぞれ仕切る2艘は助かる。
が、助かるまでの間にあれやこれやがあるわけです。

そのあれやこれやも、一等航海士の船と船長の船ではかなり濃淡があるような描写となっていて、もやっとしてしまう。

飢えて極限状態となったクリヘムは確かに一回り小さくなった感じはするけれど、そこまで極限という感じがしないのが難点。
でもトム・ホランド君は痩せこけていて、成長期の子が役柄でこんなに痩せこけるなんて心配、と思ってしまうくらい。

海上ではあんなにもめていた船長と一等航海士も無事に戻ってきてからは、悟りを開いたかのように一致団結していたりして、なんだかなーという感じ。

結局は、使い古された「自然の前で人間はちっぽけな存在。偉大なる自然」という感じでしかなかった。
まぁメルヴィルを入れたことによって「自分への挑戦」という視点は入ったけれど、薄かった。



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