SSブログ

映画「二ツ星の料理人」 [映画]

「エンド・オブ・キングダム」4DXの後、出勤時間までかなりあったからもう1本。
レディスデーなので大盛況。
しかし個人的には今ひとつ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「エンド・オブ・キングダム」4DX [映画]

やっぱりどうしても4DXで観たい!
結果、遠出しても行ってよかった。
ちなみに初のイオンシネマみなとみらい。
すっごい勘違いをしていて、みなとみらい駅直結かと思っていた。
綱島で急激な睡魔に襲われて目覚めたら馬車道駅。やばい、戻らないと!とあたふたしたのだが、調べ直したら馬車道駅から徒歩5分だった。
でも上映時間まで後10分。どうせ予告が多いのだろうけれど、急がなければ!

で、なんとか滑り込みセーフ。
平日の11時回ということもあって、客は10人ちょっとくらい。ご近所の気軽に来ているリタイア組ご夫婦が多かった。

いやー、しかし本当に4DX向いてたわ。
最初のうちはカメラの動きに合わせてゆったり動く感じだったが、戦闘が始まったらそりゃもう凄い。
セントポール前の銃撃戦や、各国首脳の爆破でドッカンドッカン揺れる。
が、日本の首相が水没するシーンでは期待したほどは水が出ない。
ちょちょっと申し訳程度に出るだけで、こんなものかという感じ。
もちろん同様にフランス大統領爆破シーンもシードの振動メインで水はあまりなし。
たぶん映画内で一番水が出たのは、バニングたちが乗り込んだ車が街角で水たまりを突っ切り水しぶきを上げたシーン。
そこ?!そこを選ぶのか?!

シートの動きはマッドマックス怒りのデスロードより多彩だったような気がする。
ヘリに載っているシーンでは、腰の上辺りがずーっと振動していた。
そしてなんといっても、マリーン1、2、3がサマセット・ハウスから飛び立ち逃げるシーンでは、マリーン3が被弾して揺れ、マリーン2がマリーン1の代わりに被弾して大統領への攻撃を交わす際にドカーンと揺れる。
そう、ここで観客はマリーン2乗員となって、大統領とバニングたちを助けるのだ。
うおおおー!みなぎる!

その後は、どちらかというとバニングに殺され続ける観客になる。
バニングがナイフでめった刺しするシーンでは、左肩甲骨付近にドスドスドスドスっと圧が来る。もしかしなくても心臓狙われてる?
それか乱暴なマッサージチェア?
というか私、バニングに殺されすぎ(笑)

というわけで本当に堪能した。
願わくは平和島エクストリームをお願いしたい。
もっとやってくれー。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「夜中に犬に起きた奇妙な事件 NTL」 [映画]


夜中に犬に起こった奇妙な事件 (ハヤカワepi文庫)

夜中に犬に起こった奇妙な事件 (ハヤカワepi文庫)

  • 作者: マーク・ハッドン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/04/07
  • メディア: 文庫



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「フランケンシュタイン NTL カンバーバッチ怪物ver」 [映画]

タイミングが合わなかったけれど、今回ようやく行けた。
舞台セットも照明も面白い。
スクリーンが大きいところで見たほうが、怪物の孤独感が増すと思うので吉祥寺オデヲン座で良かった。

個人的には、カンバーバッチの明瞭な声はあまり怪物向きではないと思う。
でも冒頭の立ちあがり二足歩行するまでのシークエンスは素晴らしく面白かった。
神経が途切れている感じ、混乱している感じがよく出ているのだ。

たとえば立ちあがるときに、手を地面に着く。
でも普通に手のひらを地面につけて、手首を折って、というわけではない。
手の甲を地面につけて手首を折るのだ。
ようは内向きに折れている状態。
手首の使い方だけでなく、足首も同じようにぐにゃぐにゃと、普通なら思いもよらない方向に動いている。

ふーむ。このシーンだけでもジョニーとは結構違うのだろうなと思わせる。

怪物が生まれてから、二足歩行にいたり、たぶん森で自然と戯れるシーンは、コミック版の「風の谷のナウシカ」を思い出した。
そう、皇弟が成仏するシーンだ。
森の中(厳密には違う)に入っていき、自然と戯れるうちに踊り出し成仏するあのシーン。
カンバーバッチの怪物にあの喜びを感じた。


ところでジョニー・リー・ミラーはかつらをつけて博士役をやっているせいか、途中のシーンでもう顔じゅう汗、汗ダラダラになっているのがとっても気になった。
汗かくシーンじゃないよね?

しかしこれを観るとやはり入れ替わりバージョンも見たくなる。
上手い商売だ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画の感想は… [映画]

映画もミュージカルもバレエもフィギュアも、なかなか感想がすぐには書く時間がとれない。
なのにどんどん観に行ってしまって、余計に書けなくなるという悪循環。
これは良くないということで、映画については最近はまずFilmarksに書くようにしている。
短行でOKなので、第一印象をパパっと書くには十分。
というわけで、とりあえず書ききれていない分については、Filmarksでの感想をコピペして時間があった問に書き足す方式にしようと思っている。

ただしFilmarks、点数を付け直したくてもいちいち1映画毎なので面倒。
適当につけているので、ふと見返した時に「あれこの映画のほうが点数上?!」となってしまうことがある。全体的にインフレしすぎかなぁとかあるので、一気に点数を変更できるようなツールというか画面がほしい。
なので点数はあまり当てにならずというところ。

twitterは家族に垢バレしているので、見ているもの全部書いていたら「遊び過ぎ」と非難轟々になるのは目に見えている。
かといってもう一つアカウント作るほどではない気がするけど、本当は楽なのはtwitterだよなぁ。
悩ましい。

さてザハロワ&レーピンに出かけるか。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「エンド・オブ・キングダム」2回目 [映画]


London Has Fallen [Bluray + DVD] [Blu-ray] (Bilingual)

London Has Fallen [Bluray + DVD] [Blu-ray] (Bilingual)

  • 出版社/メーカー: VVS Films
  • メディア: Blu-ray



どうやらすっかりこの映画にhas fallenしてしまった感がある。
昨日も仕事前に「サウルの息子」観て、仕事前は「エンドオブキングダム」みたいにアガる映画のほうが良かったなと思ったり。
ついには今まで手を出さなかったNetflixの1ヶ月無料に登録して「エンド・オブ・ホワイトハウス(Olympus Has Fallen:OHF)」も観てしまった。
OHFは、大統領とバニングの間に溝ができるが、結局はバニング無双によりまたバニングとの友情が復活するという感じ。
そしてOHF冒頭では、バニングが大統領とスパーリングをしている。
大統領がバニングの顎を小突いて「大統領を殴るなんて!」と笑いかけるのだが
その時にバニングに両手を差し出すんだよね。
なにしてるのかって言うとバニングにボクシンググローブをとってもらってるのだ。
ちょっwなんで自分でとらない!バニングは自分で外してるぞ!
もうこのシーンでのバニングと大統領の気心の知れた感じがたまらない。
「エンド・オブ・キングダム(London Has Fallen:LHF)」ではジョギングしてるし、仲いいなー。

そんな感じで仕事帰りに2回目。
本当は週末から始まる4DXに行きたかったのだが、土曜は予定がいっぱい、日曜は仕事。
平日にいけるなと思って調べてみたら、なんと近場(といってもみなとみらいとか)は朝9時からとか!
都心から朝9時にみなとみらいって無理です!
越谷レイクタウンは?千葉は?と調べてみても平日は初回がほとんどで心が折れた。
というわけで豊洲の結構大きなスクリーンだったけれど、なんと客は私を入れて6人位。
なんというもったいなさ!

2回目ともなるとハラハラ感はないけれど、やっぱり面白い。

前回書かなかったけれど、なにげに豪華な配役。
OHFと同じく、副大統領はモーガン・フリーマン。彼が話せばすべてが重要事項に聞こえる。
そしてアーロン・エッカートと並ぶと間違いなくモーガンのほうが大統領っぽい。
OHFでもLHFでも並ぶシーンはなかったような。
ロンドンへの大統領随行にはOHFにも出ていたアンジェラ・バセット。
残念ながら割りとあっさり死んでしまうのだが、アンジェラ演じるリンよりバニングのほうが映画的死亡フラグ立ちまくりなのよね。
「妊婦の妻を残し大統領警護に行ってくるよ」ってシチュエーションは、よく言う「台風時に田んぼ見てくる」や戦争映画での「子供が生まれるんだ」並みの死亡フラグなのにねぇ。
リンは「名付け親になるよ」というのが死亡フラグくさいけれど大丈夫かと思っていたのに。
そしてアメリカの閣僚陣の中にはジャッキー・アール・ヘイリーがいる。
彼を見るとどうしても「裏切り者」って印象が残っているのだが、大したセリフもない。

バニングと大統領を助けるMI6エージェントのジャクリーンにはシャーロット・ライリー。
小柄で黒髪できりっとした美人でいいなーと思っていたら、なんとトム・ハーディの奥さんらしい。
ええー、ちょっと意外。トム・ハーディって意外と地に足の着いたまともな人なのか?

というわけでキャスティングは割りとOHFベースなんだけど、OHFであれだけアレだけ間違った判断してデルタを使い捨てにしたクレッグさんが偉くなって将軍としていたのに驚いたわ。ええ?あの判断はなかったことになってるの?

さてじっくり見ると、結構バニングは大統領を手荒に扱っている。
セントポール大聖堂から逃げるときに、大統領の首を押さえて低い姿勢を取らせるのだが、もう無理やり。
銃撃をかいくぐるためにグイグイ押しているから、大統領は頭を車にガツンガツンぶつけている。
ま頭より命だけど、打ちどころが悪かったら困るだろ。

大統領、バニング、リンとSSのヴォイドと車に乗り込みカーチェイスを繰り広げているシーンでは、テロリストが助手席窓から突っ込んでくる。
その時にテロリストがバニングに向かって「Fuck You!」と叫ぶのだが、バニングが間髪入れずに「Fuck Me?」と返しつつ、「Fuck You!」と抹殺する。
このテンポの良さ、本当に凄い。

二人の逃避行中にニセ警官を角材を喉に当てるという一撃必殺技で倒すバニング。
それを見て明らかに怯えている大統領が「窒息死なんて…」というとバニングは「ナイフがなかったから」と…。
えええー!いや、大統領はそこを問うているわけじゃないと思うんだよね。

その他にも「たった今から俺以外は信じるな」とか、応援に来たSAS隊長に向かって「俺以上に大統領を守ったやつがいるか?!」「俺を殺すか、俺の後に続け!」などのバニングによる名言炸裂。

救出に来たバニングが首謀者と一騎打ちしている後ろのほうで、大統領は手首をくくられていて、その結束バンドらしきものを一生懸命取ろうとしているのだがとれない。
その間に瀕死のテロリストが手榴弾を転がす。
「マイクが危ないっ!」という感じで大統領が「マイク!手榴弾だっ!」と叫ぶと、手榴弾の向こうからバニングが大統領に向かってすっ飛んできて覆いかぶさる。
ふーやれやれ、二人共無事だねってところで大統領がOHFみたいに両腕を差し出して、バニングに結束バンドを切ってもらうシーン、おかしさしかなかった。
しかもその間に一騎打ちテロリスト(カムラン)が逃げてしまい、バニングは「あいつは死なないのか」と毒づく。
いやいやいやいや、観客は総ツッコミだよ。死なないのはお前だよ!

たまにバニングが大統領を「ベン」呼びしたり、大統領も「マイク」呼びしてきたり。
やっぱり通底しているのはブロマンスと思われる。
その匙加減もいい感じ。
普通にバディもの(バディとしては大統領は弱っちい)としても成り立っているし。

ただ本当にあれこれ考えちゃいかんのだ。
アメリカ以外の首脳の扱い悪すぎとか、テロリストとの応酬の行く末は?とか
ただただ強いマイク・バニングと可愛みある大統領とほんの少しのブロマンス要素を愉しめばいいのだ。
それにしても大統領救出でテロリストのアジトに乗り込むシーンの長回しは本当にワクワクする。
この手の映画で「RPG!」と叫ぶのを見ると、私も一度でいいから「RPG!」と叫んでみたいと思わせられる。でも私が「RPG!」と叫ぶときは明らかに自分が死ぬときだろうし、そもそもRPGを見分けられるのかという前提も怪しい。

あ、2回めで思い出したけどラストのガス爆発シーンの音楽はかなりマッドマックス怒りのデスロード風だった。

あー楽しかった。2回目ですっかり満足できた。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「サウルの息子」 [映画]


サウルの息子 [Blu-ray]

サウルの息子 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: Blu-ray


出勤前に見たけれど、重かった。

今どき珍しい画面サイズ(多分4:3)で、主人公サウルの表情以外はほとんどが焦点が合わず、もやーっとしている。そしてモノクロではないのに印象としてはモノクロ。
引きの映像はほとんどなく、説明もほとんどない。
なので画面から受け取れる情報は見る人の処理能力にかかっている感じ。
これは映画としての好みが結構分かれるよなぁと思う。

アウシュピッツ・ビルケナウ収容所で選別された一部ユダヤ人たちが雑役として働かされている。雑役というか主に虐殺の手伝いをさせられるのだが、数ヶ月働かされた後、結局は虐殺される。
その人達はゾンダーコマンドという、と最初に文字で説明される。
しかしそれ以外の説明はない。
見ているとどうやらそれなりに手に職がついているが残されているということ、ユダヤ人と一括りにされていてもサウルはハンガリー人だし、ポーランド、ギリシャと様々な出身の人がいて意思の疎通が困難なこと(言葉が通じない)こともあることが描かれる。
またゾンダーコマンド内でもヒエラルキーがあり、カポ(?)と呼ばれる人たちはかなり上の扱いだということがわかる。
そしてゾンダーコマンドであるサウル達は、もう数ヶ月働いていて終わりが見え始めていることも。

冒頭でサウル達は貨車に乗せられて到着したユダヤ人たちをドイツ兵と一緒にガス室に連れて行く。
「まずシャワーを浴びる」と言われて衣服を脱ぐ人々を手伝う。
そして全員をガス室に入れる。サウルたちは扉の前で待機する。
その後はまさに断末魔の叫びを聞かせられるサウル達。
すべてが終わると、今度はガス室の掃除と死体運びとなる。
この時までサウルの表情はもうまさに無表情としかいいようがないものだった。

だが、死体の山の中に息がある少年が見つかり、運ばれてくる。
ガス室を生き抜いたのだが、すぐにナチに窒息死させられ、解剖室送りになる。
それを見ていたサウルに急に何かが宿る。
その少年を自分の息子と思いこむのだ。
ここの判断が難しい。
サウルは少年の顔を見て、息子ではないと判断しているような気がするのだが、年頃が同じというだけで「息子」の象徴と見ていたのかもしれない。それとも狂気に囚われて本当の息子と思い込んでいたのか?

このことによりサウルは「息子」をユダヤ教にのっとって埋葬したいと考え、行動するようになる。
ガス室で殺された人々は焼却場で焼かれてしまうのだが、ユダヤ教では火葬は禁忌。
なのでどうしても埋葬したいのだ。

サウルは周囲の思惑(そろそろ終わりが見え始めたゾンダーコマンド達によるレジスタンス計画)をまるで意にも掛けずに、妄執に囚われたかのように「息子の埋葬」へ突き進む。

ゾンダーコマンド内にも良い人はいるし、悪い人もいる。かといってもちろん悪いだけでもない。
レジスタンス計画を立てていた人達からすれば、自分の息子ですらない少年を埋葬しようとするサウルは不安定要素であり、足を引っ張る邪魔者でしかない。
サウルの一途な思いを美談にするわけでもなく、サウルのせいで計画が変わってしまったことも包み隠さない。

結局はサウルは「息子」を埋葬できないし、レジスタンス計画も失敗する。
ただラストのサウルの笑顔が救いとなった。








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」 [映画]

なんと2回目。
今回は「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」を見てからの鑑賞。
なるほどねー。

始まる前は「エンド・オブ・キングダム」2回目にすればよかったかも…と思っていた。
でも見れば面白いのだけどね。

そうFAをみてからだと、トニー対キャップ&バッキーのシーンでキャップが「まだやれる」という言葉の重みを感じるし、そもそもキャップのソコヴィア協定への疑問もFAの頃から変わらないんだなーとわかる。
FAではせっかくスーパーなキャプテンアメリカになったのに、隊にならないから(1人だけがスーパーでも役に立たないよ)という判断で、単なる宣伝マンしかやらせてもらえない。
でも自分の判断で自分の考える正義を行うために、ヒドラ基地を襲いに行きバッキーたちを助けるのだから、上司の判断をそこまで信用しているわけではない。
おまけにSWでは仲間であるシールドの内部にヒドラが入り込んでいる。
だからといって「自分の考える正義」だけでは危ういということはわかっているけれど…という感じか。

そして2回めでもスパイダーマンが可愛いし、もう本当に和む。
こうしてアメコミ沼にはまっていくのだな…
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「エンド・オブ・キングダム」 [映画]

全然期待していなかったけれど、アーロン・エッカートが観たいなーと思い立って行ってみた。
「バットマンvs.スーパーマン」でベンアフのちょいケツ顎気味な顎を観て、「ペイチェック」ではケツ顎二人だったよなぁとアーロン・エッカートを思い出したのだ。

いや凄かった。
完全なるアホ映画というか、もうなんにも考えずに見ないとイカン、という感じだった。
なんだか後を引くんだよね。
これはもう1回は見ないとだめだな。
ちなみに前作は見たと思っていたのだが、自分が見たのは「ホワイトハウス・ダウン」だった。
で正しく前作の「エンド・オブ・ホワイトハウス」は見ていなくても全然問題なさそう。

簡単なあらすじはというと、アッシャー大統領(エッカート)がイギリスの現職首相死亡によりロンドンで行われる国葬に出席することになる。出産間近の妻を残しシークレットサービス(SS)のマイク・バニングもついていく。
が、ロンドンでは各国首相たちが次々と狙われ殺されていき、名だたる観光名所が爆破される。
辛くも逃げた大統領たちだが、結局は大統領とバニング以外は殺されてしまい、二人での逃避行となる。
が無情にもバニングの目の前で大統領が連れ去られ、youtubeでの公開処刑されそうに。
しかしバニングはSASと共闘し、大統領を奪還する。
という実に簡単なストーリー。

何が凄いってマイク・バニング無双!

「あ、これは自分的に当たり映画だ」と思ったのは、セントポール大聖堂から車で爆走して逃げる大統領一行のシーン。
バニングが車のドアを開けて、思いっきり身を乗り出してガンガン銃を撃つところだった。
その身の乗り出しは、まるでマッドマックス怒りのデスロードでニトロ合戦を繰り広げるスリットのようだった。うひょー!

さらにはバニングが大統領と逃避行中にチャリング・クロス駅でテロリスト数名を倒すのだが、首謀者の1人と思われる若者が虫の息となる。
首謀者からの無線?での問いかけにバニングが応え、テロリストが「大統領を公開処刑してやる!」と息巻いた時にバニングのネジ飛んだのか、ナイフを若者に突き立てぐりぐりっとさせて断末魔の悲鳴を上げさせた挙句に「断末魔を聞いたか?」的な感じでテロリストを煽る。
隣で心なしか顔色が悪くなっている大統領が「殺す必要あったのか?!」とバニングに問うと「ない」という答えの思いきりのよさ!潔い!

MI6の隠れ家に二人で身を寄せるが、デルタフォースに扮したテロリストに襲われる。
ここもバニングが「来るのが早い」「18キロの装備で走ってきたのに汗をかいていない」という点でテロリストだと喝破する。このシーンもいいわー。
そして隠れ家内では武器庫に大統領を隠し、「俺以外は撃て」「俺が来なければ諦めろ」と言い放つ。

ナイフを使ってばんばんテロリストを倒すのだが、あまりにもリズミカルに刺す。
ざくっざくっざくっざくっ!そのリズム、心臓マッサージか!もう笑うしかないわ。

そしてついにバニングの危機に大統領が武器庫から出てきて、大統領がテロリストを倒す。
人を殺して呆然とする大統領に慰めは言わずに「クローゼットからやっと出てきたな、カミングアウトか?」とギャグをかますバニング。

目当てのアーロン・エッカート大統領は可愛さすらあって、なんとも言えない。
バニングに「ヘリが爆発する、危ないから外に出て」と言われ外で棒立ちになり狙い放題の姿や、二人だけの逃避行でだんだん開き直ってきたのか、MI6の隠れ家からの逃避行では「ついに俺ができることが!」という感じで「俺が運転する!」と宣言する姿とかかわいいよね。
まぁバニングは銃撃戦担当だから、大統領が運転するしかないよね、うん。
ただ自ら担当しておきながら「大統領になってから運転してない」「6年ぶり」とか嬉々として話すのってどうなの?(笑)
銃撃戦を避けて蛇行なのか、単なる運転下手で蛇行なのかもよくわからない。
キリッとしてるのは、公開処刑前にテロリストに殴られているときくらいか?
あとはバニングに「息子のためにも国民のためにも公開処刑はされたくない」「俺がテロリストに捕まったら殺せ」と大統領が頼むシーン。あれはキリッとしていた。
が、バニングは明らかに納得していない顔だからなぁ。
そのシーンを踏まえてのテロリストに大統領が連れ去られるときの「マイクー!」「マイクー!」はなんとも言えない。
まぁ気絶してるっぽいバニングは心配だし、連れ去られたら殺されるっていうのが判ってるんだからしょうがないよね。

映画本来の狙いとは違うところで楽しいからいいけど、CGはかなりショボい。
寛大な心で見る必要がある。
映画「デッドプール」では予算の都合上、大事なところで銃火器の詰まったキティちゃんバックパックを忘れることになったと読んだ。
それでいくとこちらは予算をCGではなく銃火器に全振りしたのだろう。正しい判断だ。


それにしてもあっという間の99分だった。
この短さもスピーディーでいい!
そして観終わって気づいたのだが、これってブロマンス映画なのか?!
やっぱりもう1回見たいわ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

映画「ルートヴィヒ」4K修復版 [映画]


ルートヴィヒ デジタル修復版 [Blu-ray]

ルートヴィヒ デジタル修復版 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • メディア: Blu-ray



久し振りの「ルートヴィヒ」。
昨年東宝ミュージカルの「エリザベート」を久し振りに見て記憶が蘇ったせいもあって、色々気になるところもあった。
たとえば「エリザベート」では、シシィが嫁いびりを受けたと訴える中にゾフィ皇后から「歯を白くなるまで磨けと言われる」というシーンがあるのだけど、ルートヴィヒは後半になると虫歯で口内が真っ黒になっていることを考えると、いびりでも何でもないと思ってしまうのだった。というかあの虫歯状態を見たら、指摘してくれるゾフィ皇后優しいよ…。
そして「ルートヴィヒ」では遠慮無くフランツをこき下ろすシシィ。夢が壊れるからやめて…。

そして以前観た時はオットーが可哀想でしかたなかった。
今回もオットーはやっぱり可哀想なんだけど、それよりもデュルクハイム大佐の無念さ、失望がつきささる。
戦場でオットーの面倒をよく見ていたのに、戻ってきたらオットーは発病してしかもどんどん病状が重くなる。それと比例してルートヴィヒも人嫌いというか大切な臣下達をないがしろにしていく。
最初の戴冠式のシーンでの晴れやかさを思い出すと本当に悲しい。

そしていつ観てもワーグナーとコジマのクリスマスの幸せそうで家庭的な雰囲気と、ルートヴィヒを取り巻く暗さの落差が悲しいし哀れになる。

懐古インタビューが合間に挟まる形式の映画なので、絵巻物的な映画を期待している人にはちょっと物足りないかもしれない。
でもそれはそれは豪華絢爛、きらびやかな世界が広がるし、今回の4K修復で更に映像が綺麗になっている。
長時間だけどぜひ見て欲しい。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。